宇宙兄弟の名言

宇宙兄弟の名言・名セリフや個人的に好きなシーンと感想[2巻]その2

どーも、Laurel(ローレル)です。

宇宙兄弟の中で個人的に好きなシーンやセリフを紹介する記事の3回目です。今回は前回に引き続き2巻の話になります。

2巻のその1から見てみたいというありがたい方はこちらからどうぞ!

宇宙兄弟2巻の名言・名セリフや好きなシーンと感想 その2

#11 星加正「六太君 君は… 全く気付いていないだろう・・・」

六太君 君は… 全く気付いていないだろう あの時の「ツン君」が宇宙飛行士となり そしてあの「モジャ君」が十数年ぶりに俺の前に現れた 俺の心は ずっと躍りっぱなしなんだ!

[引用:小山宙哉/宇宙兄弟 2巻 11話/講談社]

運がなくて宇宙飛行士になれなかった星加さんにとって、また子どもの頃の南波兄弟を見てきた星加さんにとって、弟に続いて兄も宇宙飛行士を目指していることは自分のことのように嬉しいと思っている場面です。

心が躍りっぱなしという表現からそれがよく分かりますね。自分に当てはめると、心が躍るという感情になるのはあまりないですがどうでしょうか。

#13 南波日々人「はあ~~~またそれかよ・・・」

はあ~~~またそれかよ 何かある度ドーハのせいして くだらねえ ムッちゃんはあれか?世界中に何万人といるドーハの悲劇生まれの人達は 誰一人夢が叶わないって言うのかよ

[引用:小山宙哉/宇宙兄弟 2巻 13話/講談社]

この直後が名シーン・名セリフにあげられる日々人のセリフ(もし諦め切れるんなら、そんなもん夢じゃねえ)になりますが、私はこちらの方が印象に残っています。

いつも思っているのが、「ドーハの悲劇」は日本だけの話なので日本人以外は関係ないんじゃあないかということです。

なんて突っ込みはさて置き、今まで何十回と聞いてきたであろう日々人にしてみたら、あーまたかとうんざりしています。

ただ、六太からすると、頭突きをされた本人(元上司)がJAXAの人と自分のことを話したと聞かされたとあっては、もう試験に落ちたと思っても仕方がないかと思います。

「ドーハの悲劇生まれの宿命」のせいにすれば、自分の中で多少なりとも納得できるかもしれないと。

#13 南波六太「お前は夢を叶えたからそんなこと・・・」

お前は夢を叶えたからそんなことスラっと言えるんだよバカヤロウ 誰でも同じと思うなよ!

[引用:小山宙哉/宇宙兄弟 2巻 13話/講談社]

これは六太に限らず、多くの人が感じることでしょう。

日々人は宇宙飛行士になるために相当努力したはずです。そのためなら努力は当たり前で、なおかつ兄ならできるはずだと確信している日々人に対しての心の叫びです。

しかし、六太はそんな日々人の想いには気づいていないのです。

#13 南波六太「俺が 言うはずだった・・・」

俺が 言うはずだった 兄として 弟のためにいつか言ってやるはずだった「お前の夢は叶うよ日々人」「諦めんなよ」俺は…そんな兄貴に…!

[引用:小山宙哉/宇宙兄弟 2巻 13話/講談社]

「兄とは常に、弟の先を行ってなければならない」という六太の弟に対する兄としてのポリシーからすると、弟が先に夢を叶えた現実は悔しさや情けなさといった辛い感情でいっぱいになってしまったのでしょう。

風呂で泣いているシーンは切ないです。

#14 星加正「情をはさむなってんなら・・・」

情をはさむなってんなら パソコンにでも決めさせりゃいい 人を選ぶのは結局人の"情"の部分でしょう 私は南波君と仕事がしたいと思いました だから彼を推すんです

[引用:小山宙哉/宇宙兄弟 2巻 14話/講談社]

星加さんのセリフでベスト3に入るセリフです!こんなことを言われてみたいですね。

確かに優秀な人材をってなると、学歴順・成績順・マイナスがない順などで機械的に決めた方が早いですね。

結局、アメリカで消火器男捕獲!というセンセーショナルな出来事を通じて、茄子田理事長の一声(?)で2次審査に合格しました。

六太にも「運」はあるというエピソードでしたが、どのような理由で六太を合格にするのか、原作者の小山先生は最初から考えていたんですかね。気になります。

まとめ

日々人の「もし諦め切れるんなら、そんなもん夢じゃねえ」というセリフを含めて、その前後で名場面が続く2巻でした。

上では挙げませんでしたが、オジーの「運も実力のうち」というセリフからちょっと自信が付いた六太でした。しかし3次審査に向けて、また悩む六太がいますがそれは3巻で。